読書とゆるいメモ
本を読むときに、気になった場所や登場人物を想像した姿など、ちょっとしたメモを残しながら読むことが多いのですが、その中でもとくにゆるい落書きたちを紹介します。
フランツ・カフカさんの「城」。
主人公の測量士Kは「城」 からの依頼を受け城に向かいますが、要領を得ない街人の対応、難解な城下町、謎めいた人間関係など細部ばかりがクローズアップされ、いつまで経っても「城」へ辿り着くことができないというストーリー・・・です。未完!読む人の忍耐力が試される本でもあるのでしょう・・・。
・測量の弟子を自称するアルトゥールとイエレミアス(勝手についてきます)
・自称「城」からの使者バルナバス
・「城」の長官クラム
※落書きはとてもゆるいですが、全体的にわりとシリアスです。
- 作者: フランツ・カフカ,Franz Kafka,前田敬作
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1971/05/04
- メディア: 文庫
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美しい女性ポール(主人公)を翻弄する浮気性の彼ロジェ、年の離れたシモンとの恋愛に揺れるポール。ポールとロジェとの関係は今で言う共依存(離れたくても離れられない)なのではないかなぁ。とはいえ、シモンとくっついてみては?とも言い切れない微妙な三角関係!
サガンさんも奔放な生活を送られたそうで、ある意味での私小説的な作品でもあるのかなぁと思いました。
- 作者: フランソワーズサガン,Francoise Sagan,朝吹登水子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1961/05/12
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トマス・ピンチョンさんの「競売ナンバー49の叫び」より、エディパさん。
主婦エディパ・マーズさんが、謎の闇郵便組織「トリステロ」の姿を見るストーリー。かっこいいお姐さんを想像しておりました。
競売ナンバー49の叫び (Thomas Pynchon Complete Collection)
- 作者: トマスピンチョン,Thomas Pynchon,佐藤良明
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/07
- メディア: 単行本
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村上春樹さんの、世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド。
面白いです。わたしは世界の終りが二週目派ですが、ありがちでしょうか!もう一回読んでみたら捉えかたも変わるかなぁ。
世界の終りの「僕」が、井戸の前で眠り込んでしまうシーン。
高熱が出た「僕」と、図書館の女の子。
ハードボイルド・ワンダーランドの計算士「私」。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/04/08
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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下巻 (新潮文庫 む 5-5)
- 作者: 村上春樹
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