読書とゆるいメモ

本を読むときに、気になった場所や登場人物を想像した姿など、ちょっとしたメモを残しながら読むことが多いのですが、その中でもとくにゆるい落書きたちを紹介します。

 

 

 

フランツ・カフカさんの「城」。

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主人公の測量士Kは「城」 からの依頼を受け城に向かいますが、要領を得ない街人の対応、難解な城下町、謎めいた人間関係など細部ばかりがクローズアップされ、いつまで経っても「城」へ辿り着くことができないというストーリー・・・です。未完!読む人の忍耐力が試される本でもあるのでしょう・・・。

 

・測量の弟子を自称するアルトゥールとイエレミアス(勝手についてきます)

・自称「城」からの使者バルナバ

・「城」の長官クラム

※落書きはとてもゆるいですが、全体的にわりとシリアスです。

 

城 (新潮文庫)

城 (新潮文庫)

 

 

 

 

 

フワンソワーズ・サガンさんのブラームスはお好き。

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美しい女性ポール(主人公)を翻弄する浮気性の彼ロジェ、年の離れたシモンとの恋愛に揺れるポール。ポールとロジェとの関係は今で言う共依存(離れたくても離れられない)なのではないかなぁ。とはいえ、シモンとくっついてみては?とも言い切れない微妙な三角関係!

サガンさんも奔放な生活を送られたそうで、ある意味での私小説的な作品でもあるのかなぁと思いました。 

  

ブラームスはお好き (新潮文庫)

ブラームスはお好き (新潮文庫)

 

 

 

 

トマス・ピンチョンさんの「競売ナンバー49の叫び」より、エディパさん。

 

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主婦エディパ・マーズさんが、謎の闇郵便組織「トリステロ」の姿を見るストーリー。かっこいいお姐さんを想像しておりました。  

 

競売ナンバー49の叫び (Thomas Pynchon Complete Collection)

競売ナンバー49の叫び (Thomas Pynchon Complete Collection)

 

 

 

 

 

 

 

村上春樹さんの、世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

 面白いです。わたしは世界の終りが二週目派ですが、ありがちでしょうか!もう一回読んでみたら捉えかたも変わるかなぁ。

 

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 世界の終りの「僕」が、井戸の前で眠り込んでしまうシーン。

 

 

  

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高熱が出た「僕」と、図書館の女の子。

 

 

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ハードボイルド・ワンダーランドの計算士「私」。

 

 

 

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)

 

  

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下巻 (新潮文庫 む 5-5)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下巻 (新潮文庫 む 5-5)