人っぽい羊さん
上の絵は村上春樹さんと佐々木マキさんの絵本シリーズを読む前に、「羊男さん」という言葉からイメージして描いたものです。この子は、ふわふわの毛皮にネクタイを締めたおしゃれ羊さんというイメージ。
こちらが本家、村上春樹さんの本の羊男さん。
「ダンス・ダンス・ダンス」や「羊をめぐる冒険」などの小説に出てくる羊男さんは謎めいたキャラクターなのですが、絵本の方の羊男さんはわりとのんびりしたキャラクターです。作品によって性格がずいぶん変わるんだなぁ、と思っていたのですが、どうやら羊男さんは複数いるらしく、絵本と小説の羊男さんは別人のようです。
絵本の方の羊男さんは一人称が「おいら」だったり、おいしいドーナツつくりの名人だったり、主人公の男の子においしいドーナツを持ってきてくれたり。
「不思議な図書館」と中身は同じ話で、装丁とタイトルが違う「図書館奇憚」という本も出版されているようです。内容が改訂されている場所もあるようなので、絵本と比べながら読んでみたいなぁ。