レビュー:嘆きの美女 神の子どもたちはみな踊る 発達障害に〜 他

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2日におみくじ引きました。

夫は大吉 私は中吉。 幸先が良いねやったね。

 

 

 

 

 

嘆きの美女 (朝日文庫)

嘆きの美女 (朝日文庫)

  • 作者:柚木麻子
  • 発売日: 2014/06/06
  • メディア: 文庫
 
ほぼ引きこもり、外見だけでなく性格も「ブス」、ネットに悪口ばかり書き連ねる耶居子。あるとき美人ばかりがブログを公開している「嘆きの美女」というHPに出会い、ある出来事をきっかけに彼女たちと同居するハメに。全女性に送る成長小説。
柚木麻子さんの小説。引きこもりの僻み根性丸出しの女性が、ある出来事から変化する話(美女との同居生活)。主人公の成長物語。お話としては現実味がなく現代のファンタジーだけど面白い。主人公は「ブス」で「性格もひねくれてる」けど、ひねくれてるままでも人に優しくなれるし、好きなファッションに身を包み自分の持ち味を生かせるようになった。ってところが最高。小さな出来事の積み重ねから何かが変わると思える。これを読んでいた時は精神的ひきこもり状態だったけど、この話好きだなって思って、少し前向きになれて少しずつ色々なことが回り始めた。その頃のことはよく覚えている。私を救ってくれた本でもあります。
 
 

 

 

 

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)

 

 1995の阪神淡路大震災にまつわる短編集。

 
UFOが釧路に降りる
「あなたが私に何も与えてくれないことです」
「小村は自分が圧倒的な暴力の瀬戸際に立っていることに思い当たった」

 

アイロンのある風景

「私ってからっぽなんだよ」

「心配するな。焚き火が消えたら、寒くなっていやでも目が覚める」
 
蜂蜜パイ
村上さんには珍しくハッピーエンド、のように、思えるが…幸福を願わずにはいられない。
 

 

 

 

自分の特性に合った対処法を身につけ、ストレスを軽減する環境を整えることができれば、その人にある特性は障害ではなく個性の範疇になり、さらにはその特性をプラスに生かすこともできます。
ただし、全ての人に有効なモデルやスキルはないので、自分でマイマニュアルを作る必要があります。この本では、そのために必要な項目を解説しています。

会社などで結果を出すためのスキルはたくさんあり、それは複雑な歯車の一つひとつのようなもので、結果が出ない時は同じミスをくり返しがちです。もしかしたら何か大切な歯車の一つであるスキルが見つかっていないから、実力が出せないのかもしれません。
発達障害の診断が下りているわけではないのですが、うまくいかないことにどう対処したらいいのか模索している時に手に取った本。私にはLD、ADHD向けのアドバイスが役に立ちそうだなと思いました。覚えておきたいのは以下。
 
①習得したい行動を実行している人の好意に注目する
②その人の言動を記憶する
③実際にまねる
④実生活でその行動を実践したいと思う時に実践する
 
・「不得意なこと」が目立つ職場を選ばない
・ギブアンドテイクの視点や感謝こそ、ミスが多い人必要なソーシャルスキル
・感覚の問題は、まず健康管理から
・自分にとってのキーパーソンの理解が重要になる
・何かを繰り返す、それはイエローカード
・人が嫌がる仕事を進んでやり、信頼感を高める
 
 

 

プロカウンセラーの聞く技術

プロカウンセラーの聞く技術

 
対人関係を良好に保つための手段として、臨床心理士として活躍する著者が
カウンセリングで重要視される「聞く」技術を一般向けに紹介しているところが特徴的。
対人関係に悩む人はもとより、営業職など、より良い人間関係を築きたい人に向いている。
スキルとしての聞く技術の本。テクニック的なことではなく、カウンセラーの心構え的な読み物かと。
話していて落ち着く人は自然にできているのだろうなと思いました。